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Touring Report No.44 北海道ツーリング2011 4日目A 2011.6.28
ここまで来たら、パターンとしては裏摩周ってことになるんですが、
摩周湖方面へ向かえば向かうほど、霧!こりゃどうせ行っても見えんだろ〜、と思いスルー。

霧出てきた〜!  

峠を一つ越えると天候が変わる道東。霧が出始めてからは、空はずっと曇り空。
まあ見えないだろうけど、ここまで来たなら行かねば、と、開陽台へ。

   
                              毎度の北19号。何だかんだ、毎年来てるかも?^^;

                        開陽台ではジェラートと一緒に。やっぱりここも晴れてこそ、かな?


ま、案の定見えなかったというわけなのですが。
しかし、ライダーが一人もいない開陽台に来たのは初めて。
いかに6月の道東はライダーシーズンでは無いのか、というのを実感しました。

ここまで来たらのパターンで、中標津のすしロードへ行き昼飯。
行ってみると、以前やっていたライダー1皿サービスが無くなったみたい。
しかも、回転寿司屋なのに、ラーメンとかまでやっている…。
心なしか味も落ちたような…。 経営者が変わったような雰囲気で、ちょっと残念。
これでもうここには2度と来ることは無いだろうな…。


                       とはいえ、やはり道内の回転寿司は、本州と比べればレベルは高い。
    
                                    このサンマの寿司、でっかかった〜!

曇り空で雨は降っていないものの、さっきからパラパラとヘルメットのバイザーには雨粒。
カッパは持ってるけど、出来れば着たくは無い。そんな気分で弟子屈方面へ戻る。

       
   走りながら思いついたように撮影。もうつぶれてるけど、絶対パクリでしょ?!と言わんばかりの建物。

でも、まだ帰宅するには時間があり、屈斜路湖とかは何度も見ているし…。
そんなわけで、晴れ間があると思われる、網走方面へ再度戻っていくことに。
弟子屈から小清水方面に抜ける国道は初走行。森の中を走る快走路って感じですが、
普段だと美幌峠や津別峠方面に行ってしまいがちなので、あんま通らないんですよね〜。


                         今年も近くを通ったので寄ってみました、くりーむ童話。
 本日アイス2個目。やっぱレベル高いです。


                        硫黄山方面はどんよりした雲。どこかで降られるのかな…?

徐々に晴れ間が見え、網走には無事到着したものの、結局雲行きは怪しくなるばかり。
これ以上走り続けるのも何となく不安…。


                          その1で書いた小清水、濤沸湖。天気予報は正しかった。

                                 かなりどんよりしてきました。

そこで、そういえば行ってみようと思っていた場所がひとつあった!あそこへ行こう!
ってことで、やってきたのはこちら。



網走には何度か来ているものの、網走で最も有名と言っても過言ではないこの場所。
網走監獄博物館へやってきました。
以前から寄りたいな〜とは思っていたものの、道東に来ると、どうしても走ることを優先してしまい
あんまり寄るタイミングが得られなかったけど、ちょうど良いので立ち寄ることにしました。


                      ライダーが少ないとはいえ、ここには数台。やっぱ有名スポットだけある?



     誰かが昔、ここでセルフシャッターで土下座してる写真を撮ったそうな…。自分には出来ないっす。

                                        妙にリアリティのある人間の姿。

       ここもリアル過ぎて、入るの怖かった…。枕代わりの丸太が一本なのは、一斉に起こすためとか。

現在も網走には刑務所があることで有名ではありますが、
元々網走監獄は、北海道開拓のために囚人が多く送られたことが始まりだそうで、
明治の中頃に、道路の開削作業をする目的が主だったそうです。
様々な展示物や当時の監獄の様子など、いろんなものを見てきましたが、
個人的に一番興味?を持ったのは、近年新しく建てかわったという現在の刑務所と同じ部屋が公開されていたこと。


                     思ったよりキレイな感じ。まあ、そう見せているだけかもだけど。

                        こちらが独房。こんなところには絶対入りたくないっす…。

当たり前ながら、刑務所の中なんて縁のない世界。
自分が全く関わりを持たない世界のことって、やっぱり興味を持つのでしょうか。
直接関係ないけど、旅先で自分の職業の話をすると、珍しいからか皆わりと興味津津だもんな〜。
似たようなものなのかもしれませんね。


                          昔の収容所はこんな感じだったそうです。

                          風呂場。刺青の入った人形までいるのもリアル。

土産物の中に、囚人が作ったという土産物が並んでいたので、何となく1個購入。
まさに、ここでしか買えないものなのかもしれません。
全般的に、意外とおもしろかった、というのが自分の感想。皆様もお時間があればぜひ。

いろいろ見て回ってたら、暑い!どんよりした天候は、本州の蒸し暑さを彷彿とさせる。
厚着だったり手荷物を持ったまま見て回っていたこともあり、汗だく…。
思ったよりこの博物館、範囲が広いので歩きまわるんですよね。

網走から津別までは休憩なしで飛ばして行こう!と思っていたのですが、
例のリアバッグのカッパが飛ばされた事件で、ゴミ袋だけは貰っていたものの、
何か止めるものがあった方がいいような気がして、美幌で立ち寄りしてクリップを購入。
ま、これもまた使わずに済んだわけなんですけど^^

ティエラへ到着し、ひとまず風呂。スッキリしたところで、庭ではBBQの準備が。
北海道民はBBQが好き、という話は以前のツーレポでも書いたし、
北海道によく行かれる方ならわかると思いますが、
BBQなので、道内だとご近所の人と一緒にBBQなんてのも多いらしいけど、
この日は、この宿のBBQにしては珍しく若い男女も来ている。
この日も宿泊客は自分だけだったので、皆さん地元民ってことはわかるのですが、
何の集まりなのかよくわからないまま、10人くらいでのBBQがスタート。


              道内のBBQといえばジンギスカンですが、ホッケやらイカも乗って豪華!!


様子を見ていると、若い男女同士はあまりしゃべっていない感じで、
宿のおっちゃんや農協のおっちゃんらの方が良くしゃべっている…。
一体どういう集まりなのかが良くわからず、宿のおっちゃんに話を聞くと、
つい一昨日の話で、地元津別の農家の男性と、本州から移住して酪農業を手伝っている女性との出会いの場、
つまり合コンの場を持ったらしく、その合コン参加した女性陣が今日仕事が休みだということで、
おっちゃんがBBQに誘ったのだという。つまり、第2回合コンという感じの場だったみたい。
というわけで、まさか北海道ツーリングに来て、農家合コンに同席することになるとは。
男性陣は30代半ばくらい、女性陣は30歳前後くらいみたいなので、
自分も年齢的には参加者の一員みたいな感じになっちゃったわけです。

合コンとはいえ、さすがに道民と知り合ったところで縁遠い自分は、
昨日以上に、おっちゃんらに酒を勧められて飲むのがメイン(・ω・;A)
それでも隣に座っているのに全く話をしないのも何だし、
こんなこともめったにない(?)ので、自分も女性陣とお話しさせてもらいました^^


                     まさに北海道版、合コン現場、という感じだったのかもしれません。
   

そのうちのおひとりは埼玉の方で、介護職に就いていたということで、
ちょっと同系職種だったこともあり意気投合していろいろお話を聞いてみる。
ヘルパーの仕事をしていたが、道内の酪農業に思い切って飛び込んできて半年なのだとか。
全く新しい世界のようですが、人の世話から牛の世話の仕事に変わったという変遷?なのかな。
最近は、役場などが女性専用の住居を準備して、都心から移住して酪農業をしてみませんか?
というような募集があるらしく、本州方面から道内に移住してくる女性もいるのだとか。
ちなみにこの日の女性陣は鹿追町にて働いているとのこと。
北海道に来て、いろんなライダーと話していても、いろんな人がいるなと感じるけれど、
こうして普通に道内で働いている人にも、いろんな人がいるもんだよな〜と実感。

全般的にさほど男女でコミュニケーションがよく取れていたようには見えなかったけど、
最後はそれぞれ連絡先を交換したようで、女性陣は明朝の仕事に備えて9時頃に帰宅。
男性陣も農家ですから、翌日の仕事に備えて、早めに帰って行きました。
残った農協のおっちゃんらは、その後も結構飲んでいたみたいだけど^^;

後で宿のおばちゃんに聞くと、農家は出会いが無いっていうのもあるけど、
道内の農家の息子というのは、ずっと農業でやってきているから、
いわばずっと実家暮らしで、一人で暮らすことの大変さを知らないから、
奥さんがいないと困る、という認識があまり無く、結婚する気もさほどないのだと言う。
かといって、農家の親は親で、嫁が来ないと言うけれど、
息子の妻が欲しいのか、それとも農家の人手が欲しいのか?と聞くと、親も黙りこんでしまうとか。
さすが娘を持つ母って感じの意見でしたが、確かにおばちゃんの言う通りだったのかも。

農家に嫁に来るって言うと農業を一緒に継ぐ、というイメージが強いけれど、
実際に現場を見てみると、そういった考えはもう古いのかもしれませんね。
今の時代、田舎に居たって、ネットで都心同様の仕事ができたりもするわけだし。

農業を継ぐものが減る時代、農家は農家でいろいろ悩むところもあるようです。
ま、自分にも関係する話だったりするんだろうけど^^;

と、この日も結構飲み過ぎたけど、ひとまず今後、雨に降られた時のための
ゴミ袋カッパを自己製作せねば。ひとまず形にはなったので一安心かな?

酔っぱらって今日もぐっすり休みましたとさ。いや〜、やっぱ道内に来ると飲みすぎてしまいます…。

                                             本日の走行距離 359km


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