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Touring Report No.44 北海道ツーリング2011 7日目@ 2011.7.1
早朝3時半過ぎに目が覚める。どうやら旅中は比較的起きられるみたい。
同室者は当然就寝中。静かに準備して予定通り、4時前には宿を出発することが出来ました。


                     早朝とはいえ、すでに辺りは明るい。軽くかかった霧もまた早朝の雰囲気を醸し出す感じ。


さて、この旅では初の早朝ツーリング、いわゆる朝練であります。
前述していますが、とある場所へ行くために、ここに宿泊したというのもあったわけで。
その場所というのは、リゾート地としても有名なトマム。
最近、一般観光としても有名な、雲海テラスに行こうと思っていたわけです。

そもそも雲海は、特殊な地形の中で、適度な湿度があり、日中と夜の温度差が大きい時に見られるという話。
道内の観光地では、トマムとニセコが有名らしいですが、ニセコ方面は予定ルートに入らないので、
トマムの雲海テラスをツーリングコースに組み込んだ、というわけなんです。
雲海テラスの営業時間は朝5時からで、早朝に見られることが多いらしい。

雲海テラスで雲海が出るかどうかは、本当に運次第で、悪天候なら早朝ツーリング自体、
あんまり出かけるのも…と思っていたので、一か八か、という気分でこの地に宿泊したわけです。
そもそも、雲海テラスで雲海が見られるのは、営業期間の6月〜10月の期間の
3分の1程度なのだとか。つまり3〜4割程度の確率。果たして期待通り見られるのか?!



どうやら早朝の天候はまずまずで、十勝平野では初見の見事な朝日も見られました。
しかし、この時期本当に夜明けが早い!やはり時期が違うと、こんなにも違うんだな〜と感じる。

     
                            いい具合に雲間から日の出が。やっぱ平地だと日の出が見やすい!
ツーリングという意味では晴れてほしいけれど、
雲海を見るには、晴れてればいいってもんじゃないしな〜、なんて考えつつ、
十勝清水ICから1区間高速を利用し、トマムへ向かう。
ちなみにこの区間、つい数週前までは社会実験で無料区間だったところ。
たった1区間なのに、タイミングが悪いが故に、往復1,200円も払うことになろうとは…;;

高速でトマムに向かって行くと、いい具合に霧っぽくなってきた。
もしかしたら、これは雲海が見られるのでは?!と期待を込めて走る。

トマムは過去の北海道ツーリングを通しても、初めて走る場所。
まあツーリングにおいて、リゾート地なんて無縁な存在、という気分ではありますが。

あまり何も無さそうな道からトマムリゾート方面に入った時に急に見える、このタワー!
道内を各所旅していますが、こんな違和感のある建物を見たのは初でした^^;

 ニセコでは有名なホテル。無駄に高いというか…^^;

よく言えばリゾートですが、悪く言うとちょっと趣味悪なイメージ…。
北海道には似合わない、という印象を持ってしまいました。
駐車場を見ていても、宿泊客はさほど多くないようだし、
雲海テラスも、リゾート地としての客引きの一手なのかなあ、という気がしてしまいました。

     
                            雲海テラスの案内看板は小さめでした。ご注意ください。

リゾート内で少し迷う物の、無事に営業開始の5時過ぎくらいにゴンドラ乗り場へ到着。
冬場はスキー用のリフトとして使われているところを、夏場は雲海テラス用にしているよう。
しかし、1回の往復の料金が1500円とは…なかなかリゾートな価格です。


            こちらがゴンドラ乗り場。ほとんどの客は宿泊客で巡回バスで来るみたいで、駐車場は空いてました。
 こんな風に見えたら最高なのにな〜。

       
                         なんかいい感じに見れそうなのに、下での情報は「雲中」とのこと…。

          こんなシステムがあるなんて知らなかった!でも自宅以外の住所が分からず断念;;

ゴンドラで登っていくこと10分くらい。霧が少しずつ晴れるかな〜?と思ったのですが、そのままテラスの中まで霧。
どうやら、テラス自体が雲海の中に入ってしまっているようです。
このくらいなら、もしかしたら待ってれば天候回復してくるのかも、と思いながら、テラスの椅子に座ってだらだら。
本当ならコーヒーでも飲みながら一服…と言いたいところですが、まさにリゾートテラスで値段も相応。ここは我慢!!


                   この辺りから見れば、微妙な雲海っぽい雰囲気だったんですけどね〜。
       
                         テラスはこんな感じになっているようです。早朝から盛況!

                 上には羽織ることのできるレインコートまで準備されていました。さすがリゾート地。

ここはツーリングスポットというより有名観光地ですから、
1人で来ている人なんてわずかで、1人で過ごしている自分が少し寂しい気分…;;
家族連れや団体旅行っぽい人が多いのですが、どうも中国方面からの客が多いようで、
そっち方面の言葉もチラホラ聞かれる。
やはりリゾート地に来るのは、外国からくる富豪が主なのかもしれないですね。

真上の空は徐々に青空が見えてきてるけど、どうも下の視界が開けてこない…。
1時間くらい待ってみたのですが、晴れたり、また霧の中だったり。
ずっと待ってれば見られそうかな?とは思ったものの、宿の朝食時間に間に合うように帰るには、
6時過ぎくらいにはトマムを出発しないといけないかも…。


                                    上はこれだけ晴れているんですけどね〜!

               こんなリアルモノクロ写真も、早朝の霧中でしか撮れない光景だったのかもしれませんね。
       
                         もう少し霧が下がってくれれば…!と思いきや上がったりの繰り返しでした。

結局、6時過ぎになっても雲海は見ることが出来ず、残念ながら退散することにしました。


                     早朝よりは格段に晴れているんですけどね〜。残念。
       
                         下の方はすでに晴れてるから、晴れてもあんまり雲出ないのかな?なんて。

ちなみに、その後どうだったのか、については、トマムリゾートのHPからチェックすることが出来ました。
その日の夕方にチェックしてみたところ、こんな文章が。

今日は、雲海→雲中→雲海→雲中と言うような流れでした。
綺麗な全面雲海が発生したのは、6時20分頃。視界が見えてきたと思ったら、一気に雲海出現!
以前にも綺麗な雲海見れましたが、今日見れたのが今シーズン1番だったと感じました。


なに〜〜〜〜〜!! あと少し待ってれば見れたってことじゃないか!?
と、その日1日悔しい思いをしながら過ごすことになった、という話なのでした…。
ちなみにHPに載っていた画像はこんな感じだったようです。

     あと少し待てばこんな光景が。悔しい〜〜!

せっかくあそこまで行って、見られない天候だったのならまだ諦めがつくけど、
まさか数十分の誤差で、かなりの光景が見られたというから、悔しいじゃないですか!
まあ、早朝ツーリングという意味では、天候が良かっただけでも満足しないといけないのかな…
なんて、自分に言い聞かせながら帰路につく。


                    なんだかすでに朝っぽくない雰囲気ですが、まだ7時前くらいです。

同じ道を戻っていくと、清水町に戻ると見事な晴れ!
絶好の天候の中を早朝ツーリング出来た、ということで、半分満足、半分残念、という感じかな。
無事に7時半の飯に間に合うように宿に帰りつくことが出来ました。


            7月頭なせいか、牧草ロールもまだ青々としています。

    
             こもれびの入り口の案内図は、これが最初。農道なので、ここへ来るのも迷いそうです^^;

                                              その2へつづく…
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