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Touring Report No.44 北海道ツーリング2011 7日目A 2011.7.1
戻ってみると、客がすでに1人いない…。
キャンピングカーのおっさんは朝食無しで宿泊していたらしく、早朝には出発したらしい。
ま、早朝ったって、自分が出発した時はまだぐっすり寝ていたようですが。

  
                                              こもれびでの朝食風景。

朝食を頂き荷物をまとめるも、さすがに早朝3時間以上走ってきただけあり、少し体に疲れと眠気が。
宿のウッドデッキで食後のコーヒーを飲みながらダラダラし、9時頃の出発にする。
久しぶりに初の旅人宿に来ましたが、ここも北海道らしい宿だなと感じました。
静かな夜を過ごすには、最適な場所なのかも知れません。
思えば、前泊したあの酒盛りは何だったんだろう…というくらい^^;
北海道ツーリングも、宿泊する先によって、その質も思い出も変わるようです。


           ウッドデッキでの朝は、気分をセレブにしてくれる瞬間です。でもちょっと日差しが強くて暑かった…。
       

9時過ぎに宿主に送られ出発。天候は良さそう…と思ったら、どうやら峠方面は曇り気味。
この日は、道内最後の宿泊地になる、上富良野の道楽館を目指すのだが、
道楽館に行くには、南富良野方面の狩勝峠か、旭川方面の三国峠か、必ずどちらかは越えないといけない。
しかし、どっちも曇り空で、下手するとまた通り雨に降られそうな予感。
元々この日も帯広方面は午後から雨、という予報だったので、早めに晴れ予報の富良野に抜けよう、
とは考えていたのですが、どちらから抜ければ降られずに済むのか…という感じ。

そこで、ふと、今年は花をテーマに巡っていることを思い出し、
三国峠に向かう糠平国道沿いには、ルピナスが咲いているらしいという話を思い出し、
花を見ることを優先し、これまた4年ぶりの三国峠越えをすることに。


                 数年前も来たけど、似たような感じに晴れなかったこの展望台。
      

 なんかの現場検証か何か?

鹿追からだと、上士幌の国道を北上するよりも、
然別湖を経由した方が位置的に近かったので、ひとまず然別湖を目指すことに。
標高が高くなると思った通りの曇り空で、天候を気にしつつ、ひとまず雨に降られずに湖へ到着。
本当は湖畔の足湯などでゆっくりしようかとも思ったのですが、
明らかに西から黒い雲が向かってきているので、早々にスルー。

    
               然別湖も残念ながら曇り空。ちょっと晴れ間あるような感じですが、上はかなり曇ってました。

然別湖から糠平方面へ向かう道道は3年ぶりの走行になりますが、
写真には収められなかったものの、キツネやシカがぞろぞろ。自然の多き道というか。
この道もまた、道内ならではの道という感じがして好きです。

     
                                         徐々に晴れてきて、なかなかの光景。

糠平温泉辺りまで抜け出ると、ようやく空に晴れ間が戻り、ここからはほとんど快晴の中、バイクを走らせることが出来ました。
今年のツーリングは、本当に天候に恵まれている!!


                                  峠への道なのに、やっぱり真っ直ぐな国道。さすが北海道!

糠平国道を北上していくのは久しぶりですが、4年前は、昼頃ナイタイ高原に来て、
急いで北上し夕方の道楽館を目指した、という、やや急ぎ気味の走行だった記憶あり。
それと比べると、今年は時間に余裕があるので、ダラダラと北上していくことに。
すると、タウシュベツが遠目に見られる展望台を発見。
そういえばまだ自分の目では見たことが無かったな〜と思い、行ってみることに。


                            国道から展望広場へは、こんな森の道を歩いていきます。
       

         
                 現在のタウシュベツ。そろそろ橋の形を失いそうな感じで、儚い感じがします。

噂には聞いていたけど、本当に遠目でしか見ることが出来ず、今の形もはっきりとは見えませんでしたが、
数年前より大分崩れてきているみたい。1回間近で見たいような気もするけど…。

糠平国道は交通量も少なく、時間にも余裕があったので、本当にダラダラとした走行。
見事な晴天の中でも暑すぎず気候もちょうどいい感じで、三国峠まで快適な走行が続く。
路肩に咲き乱れるルピナスもまたイイ感じで、本当に最高な気分のツーリングです^^


                                ルピナスって、ちょっと不思議な形してますね〜。
                       


                            全然対向車が来ないので、かなりだらだらと北上していました。

                                 4年前を思い出せるほどの見事な天候。

                                 この光景もツーレポとしてはメジャーな眺めですが、やはり見事。



三国峠を越えても、まだ時間は午前中で余裕あり。
このまま旭川から美瑛に抜けて、当初の目的のひとつだった、美瑛をゆっくり見て回る、
という流れでも良かったのですが、どう考えても旭川や美瑛は暑い1日になりそう。
数日前の帯広での出来事を思い出し、暑くてやる気をなくしてしまいそうな自分がいたため、
初日の道北同様、休息がてらゆっくり出来る場所を探すと、層雲峡温泉が目にとまる。
ここも観光旅行などでは、よく宿泊地として名前があがるような温泉地で有名。
せっかくだし、ここで眠気覚ましがてら、ゆっくりとしていくのもいいかな?と考え、層雲峡温泉を目指すことに。

     

そこで、ふと向かうトンネル手前の標識に書いてあった、流星・銀河の滝が気になる。
標識に名前が挙がるくらいだから、きっと有名なんだろな、と思い、
時間にも余裕があったので、寄り道していくことに。

     

バイクも数台停まっている中、ウロウロしてみると、これも見事な滝!
100メートルくらいの落差があるというこの滝、広角レンズのカメラで縦撮影してやっと入るほど。
これもまた、道内の起伏に富んだ地形が織りなす光景なんだろうな〜と実感。
今回、なんとなく立ち寄ったところが、意外と当たりという流れがあるようです。

    
       ここは北海道ツーリングでは初ですが、実は25年前に北海道旅行で来ていたことが発覚。全然記憶なし^^;
 
                       左が銀河の滝、右が流星の滝。高低差が凄いので広角でちょうど良い感じ。
   
                                        旅人らしいライダーを久々発見。ちと親近感。

ほどなくして層雲峡に到着。温泉地としては知っているけど、寄るのは初めて。
よくわからないので、専用の立体駐車場みたいなところにバイクを停め、
ウロウロと散策がてら、日帰り温泉を探すことに。
ツーリングマップルを参考にすると、層雲峡黒岳の湯という場所が掲載されており、
どこが良いのかサッパリわからないので、おとなしくその湯へ向かうことにする。



    
                              こちらがツーリングマップルに載っている黒岳の湯。

この日は7月頭で平日。
あまり観光シーズンでもないからなのか、全般的に温泉街はがらーんとした雰囲気。
向かったその温泉も、人気が無く、大丈夫なのかな?なんて思ったら、
他の客ゼロ!! 有名温泉地なのに、温泉貸し切りですか?!
ちょっと不安に思いつつ、貸し切りという優越感に浸りながら、温泉へ。

    
                          無人だったので、中の様子も撮影。露天も撮ってくればよかったな〜。

泉質はさほど特徴の無いような湯でしたが、独り占め出来ちゃううれしさと、
露天がある3Fは開放的で眺めも良く、1人でダラダラと寝っ転がってみたり。
思わず寝てしまおうかと迷うくらいでしたが、10分くらい風呂の横でゴロゴロしちゃいました^^
スゴイおススメです!と言うほどじゃなかったけど、気分的には良かったですね〜。

しかし、裏を返せば、有名温泉地なのに人があまりいないなんて、
それだけ震災の影響というか、旅行客の足が遠のいているということなのかも、とも感じてしまいましたが…。
飯もどうしようか迷ったけど、あまりに人がいなくて、
店もあったのですが、入ろうかためらってしまい、結局セイコマで済ますことに。
今回は食費節約かと思うほど、飯に金かかってない気がします(ーー;

     
                  やっぱりセイコマといえば、カツゲン。ただの焼きそばパンもセイコマでは一味違います。
                                                その3へつづく…

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