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Touring Report No.44 北海道ツーリング2011 9日目 2011.7.3 |
最終日の記録は毎年似たような感じになりがちですが、念のため。
2日連続早朝ツーリングしていたせいか、疲労が溜まっていたらしく、9時頃起床。
まあやることといえば、旅記録をまとめることくらいしかないのですが。
ちなみに今年持ち込んだ北海道らしい食い物はこんな感じ。最近道内限定品も多いですね〜。
スーパーで買うと割り箸もらえないので、今年はちゃんと折りたたみ箸を持参。
今年は例年とは異なり、この日は日曜日で、翌日から仕事をしなければならない。
そのため、体力を温存しつつ、明日からの仕事に備えて、頭も切り替えねば。
帰宅して仕事が始まってしまうと、旅記録をまとめる時間もあまり無く、
時間が経つと忘れてしまい、まとめにならないので、船内でやれるだけのことをやっておく。
こちら、網走監獄で自分土産として買った携帯入れ。ま、作られたのは函館少年刑務所らしかったのですが。
そういえば、今年は日曜日に乗船しているので、いつもなら苫小牧〜秋田経由の新潟着なのですが、
今年は新潟も寄港便で、苫小牧発・敦賀着のフェリーに乗船していることになります。
まあ新潟まで乗る分には、時間等は変わらないので、個人的にはあんまり関係ないのですが、
この航路、秋田から敦賀に行くという意味では、便数が少なく比較的利用があるようで、
苫小牧で乗船した時はがらーんとした感じだったのに、
朝起きて秋田港出港した頃に起きると、意外と風呂やロビーがにぎやかになっていました。
乗船経路が異なると、いろんなところが違うもんですね〜。
そんなことを考えながらダラダラし、飯を食ったり昼寝したりしていると、新潟港近くへ到着。
いつも、帰りの船はあっという間です。
先程も書いたとおり、新潟も寄港便ですから、ここから乗船する方もいるようで。
ま、とはいえ、バイクが最初の下船であることは代わりありませんでしたが。
がらーんとした甲板。でもこれくらいの方が荷造りとかするのには楽ですね〜。
下船した新潟市街は、例年と比べれば涼しいかな?という感じ。ま、まだ7月頭ですしね。
道内で雨には降られなかったものの、新潟からの高速もまた雨の不安が大きいところ。
ひとまず新潟県内を走る分には降られずに済みそうな雰囲気。
早く帰るに越したことは無いし、翌日の仕事に備えて、早く帰りたい気持ちだけは有り、
高速で走りやすいトランザルプになったこともあり、シャドウの頃よりスムーズに疲労も少なく
快適な高速走行で帰路につくことが出来ました。
1日目とほとんど同じアングル?って感じ。妙高SAは上りも下りも構造がほとんど一緒なのかな?
長野との県境辺りで曇りがちになり、ヤバいかな〜?と思ったけど、どうやら大丈夫そう。
1日目分のレポにも記述しましたが、トランザルプになり、途中給油の必要が無かったので、
例年休憩する米山SAもスルーし、妙高SAで1回休憩するのみで帰ることが出来ました。
おかげで、まだ空は明るい、午後6時半には自宅へ到着できました。
思えば、初めて北海道に行った時は、同じ船に乗ったはずなのに、帰宅は夜8時過ぎ。
5回目の慣れと、バイクが違うだけで、まさか1時間半も短縮できるとは。
うーん、なかなかなどんよりさ。やっぱり本州は梅雨だったようですね。
時期もまだ夏至過ぎたばかりで、陽が長い時期だったこともあり、明るいうちに帰宅できるというのは、やっぱり体も楽なようでした。
ちなみに今思えば、翌日からすぐ仕事というのはやっぱり疲れましたね〜^^;
旅ボケは1週間くらい残っていたように思います。
帰宅してみれば、1年点検を済ませた愛車ハイラックスの姿も。ちなみにあれ、もう14万km乗ってます^^;
本日の走行距離 265km
〜終わりに〜
今年も長々としたツーリングレポートに最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
北海道ツー2011は、出発前に書いたとおり、5年目の北海道ツーリングとして、「原点回帰」と「新たな発見」をテーマに
いつもとは異なる時期に、いつもより1日多い道内6泊7日の放浪旅をしてきました。
ツーリングレポートを作り終えてみれば、すでに2か月も経過してしまいましたが、
思い返してみると、今年は非常に満足度の高い北海道ツーリングだったように思いました。
日数を多く確保出来たこと以上に、天候不良などで消化不良になる日が無かったことが幸いし、
考えていたルートをほぼ全て網羅することが出来たと思える旅でした。
加えて、原点回帰として初北海道ツー以来4年ぶりに行った宗谷岬やナイタイ高原、糠平国道や三国峠などは
初めて北海道を巡った時の気持ちを思い出し、なおかつ、同じく旅をしていろんな景色に感動する旅人を見て、
自分も初めての時は、いろんなことに感動していたんだな、と、初めての頃の想いを巡らすこともできました。
また、6月の北海道という意味では、各地の原生花園を巡り、北海道の珍しい花々を観賞し、
特殊な地形ならではの雲海という景色や、早朝でなければ走ることのなかった霧中走行も、
道内を旅する上では新たな発見の一つだったと言えると思っています。
強いて難点を挙げるなら、昨年同様、猛暑の北海道にぶつかってしまい、季節感が湧かなかったこと。
昨年は初秋に行ったはずが残暑厳しく、今年は何故か6月末から7月上旬にかけていきなり来た猛暑で、
ここ数年は、避暑にならない北海道を体験している気がしました。
ま、それでも晴れてくれただけでも大満足なので、これこそ贅沢な話ですけどね^^;
今年の旅を終え、旅中ずっと聞いていたというか、頭の中で反芻していたある曲がありました。
その曲の一節に、「ホントはこのままずっとこのままで 時間が止まってしまえばいいのに」
という歌詞があり、何となくずーっと旅中、ヘルメットの中で口ずさんでいました。
楽しいことって、あっという間に終わってしまう。まして、自分にとって、毎年の北海道ツーリングは
唯一、自分が社会人だとかそういうことを全て忘れて、放浪する旅人に代われる瞬間。
本当に贅沢な時を過ごさせていただいていると思うと同時に、
やはり楽しい事をしている時は、時間が止まればいいのにな〜、なんて考えてしまいます。
そんな旅も、他人から見れば単なる道楽。1週間も旅して、毎回も北海道に行って何が楽しいのか。
そんな風に見る人も少なからずいると思うし、現に自分の身の回りにもいます。
今の時代は非常に便利で、ネットで調べれば、多くのキレイな景色が写真で見られるし、
Youtubeなどで動画を検索すれば、まるで自分がバイクで走っているような目線で見ることが出来る。
きっと今の世の中、何でも物事の半分くらいは、ネットや本で知ることが出来てしまうでしょう。
それで満足できれば、それでよしと思えるのかもしれませんし、それならそれでいいのかもしれません。
でも、残りの半分は、どんなに調べても分からない。それは自分で体験することでしか分からないんです。
その場に行って、偶然出会った旅人と会話し、時には一緒に走って、また別れる、一期一会の体験。
たまたま通りかかった店で、たまたま見つけたうまい食べ物を食し、それに感動する。
何度も行くことで、様々な景色や人との再会を喜び、一緒に酒を飲んで語り合う。
これらは、ネットや本では分からない、いわば、何を調べても載っていない残り半分の物事。
その半分が楽しいからこそ、何度も北海道に足を運んでしまう自分が居るんだろうと思う。
だから、何度も北海道に行って何が楽しいの?と聞かれれば、
その答えはきっと言葉や写真では伝えられないし、「行けば分かる」と言うだけ。ただそれしか言えないのです。
それこそ、このまま時間が止まってしまえばいいのに、と思えるくらいの楽しみが、そこにはあるんですよね。
夏の北海道ツーリングには、伝えきれない楽しみがあるんだと、僕は思っています。
だからこそ、毎年行こうと思い、実際に行ってしまうだけの魅力があるんでしょうね。
元々、このツーリングレポートは、自分用に作っている旅記録。
それを公開し、皆さんに読んでもらうことで、たとえ伝わり切らないにしても、
少しでも1人旅やツーリングの良さを感じていただきたいと思って
こうして毎年コツコツと作っています。でも、これもまた、旅の良さを伝えるには不十分。
体験しなければ、やはり本当の旅の良さは分からないものなんです。
これを読んで、旅ってイイものなのかも?と思った貴方。ぜひ、当てのない旅をお勧めします。
そして、当てのない旅をするなら、やっぱり北海道という大地がおススメです。
いつ、どんな時でも、新たな発見が出来る。旅はやっぱり最高です!
今年はこんなまとめで、北海道ツーリング2011レポを締めさせていただきたいと思います。
最後までお付き合い頂いて、誠にありがとうございました!
○2011年北海道ツーリング まとめ
総走行距離 3144km (内、道内のみ2614km)
※例年より1日増え、バイクが変わったせいか、一度のツーリングで3000km越えは初でした。
使用ガソリン量 約131.8リットル トランザルプ平均燃費 23.84km/l(シャドウ1100と比べ+4km/lほど)
旅費 トータルで約14万円(1日分日程が延びた分、昨年より+1.5万くらいになりました)
ここまで記載した文字数 約43200字(WordでA4サイズ54枚分…。どんだけ書いてるんだか(・ω・;A))
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