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Touring Report No.69 北海道ツーリング2014 2日目 2014.7.18 

●2014北海道ツーリング動画 第1話(2日目分)はこちらでご覧ください。


●本編はこちら
到着1時間前の起床はいつもと変わらず。天候は、何となくどんよりした曇り空の様子。
天気予報ではある程度は晴れ予報だったけれど、最近の天気予報は気まぐれなので心配…。


  甲板で待つのもこれ定番。みんなこの瞬間は待ち遠しいんでしょうね^^

さて、今回は道東をメインにするという計画にしていたので、この日は釧路まで移動してしまうことを予定していました。
いきなり道東というルートは今までもあまり経験がありませんが、
初日は時間にも余裕があるので、多分余裕じゃないかな?と思い選択しました。

無事、小樽到着!まずは恒例の鱗友市場へ。
バイクに乗っていたライダーの数に対して、市場へ来たのは数台のみと、わりと少なめな印象。
最近のライダーはこういうところ、あまり立ち寄らないんでしょうかねえ?
今年は例年とは違い、水揚げされたばっかりのものを食うぞ!と思っていたのに、店で選んだら結局これ。
美味いし、年1回のことなので、毎回これになってしまっても仕方ないんでしょうね^^; 意志の弱い私を許してください(汗


   というわけで、こちらが小樽丼。今回は右手にある「のんのん」の方でいただきました。
    しかしまあホタテの分厚いこと!

昨年同様、平日だったので市場もやっていたこともあり、ここで早速お土産買い出し。
頼まれていた海産物は、何だかんだここが一番揃えやすいんですよね〜。
今年は鮭の切り身がとってもおいしそうで、これまた衝動買い。
この時期、イカが良く水揚げされる関係もあるのか、市場の店が作っているイカ松前漬けの試食がうまかったので
思わずそれも一緒に買ってしまいました。やっぱ市場だと安いしうまいんでしょうね。

市場での土産ミッションを達成し、一路東へ向かい始める。
この日は金曜日だったので、変な時間に札幌市内にいると、通勤ラッシュにハマるのかな?と思い、
最初は高速で抜けてしまおうかと思ったのですが、やっぱ最初に走るR5の雰囲気も最高なので、結局下道で。


   これまたお馴染み、小樽運河。なぜか毎回同じ位置からのショットになってしまう…。

   この高架橋が、自分にとってはスタートラインです^^

R5は札幌市内まで非常に快走。札幌市内に入ってやや混雑するも、さほど問題なし。
ここらでは晴れ間も見え、これはいい感じかも?と思っていたけれど、北広島辺りまで向かうとまた曇り。
日高へ向かっていくと、ますます雲が広がり、霧雨のような天候へ。
これはカッパかなあ…と迷うものの、とりあえずそれほどでもないのでそのままで。


   R5をそのまま札幌市街に来ると、高速道路の真下を走る感じになります。地図だとわかりにくくて…。

   この時点ではこんなにいい天気だったんですけど。

   だんだんと怪しい雲行き、風になってきて…。

   結局曇ってしまいました。眺めは良いですけどね。

日高の道の駅近くのホクレンで、今年1本目のホクレンフラッグをゲット!
フラッグは今年からはさらに値上げで110円へと変更されました。まあ10円くらい良いと思いますが。
それよりも今年は特にガソリンが高く、バイクだとしても、燃料代が結構高くて厳しい…。


   道の駅、日高樹海ロード。この道の駅に来るのは、かなり久しぶりな気がしました。
     
        こちらが今年のホクレンフラッグ(黄)。個人的には黄色が一番かっこよさそうだったので、早速ゲット。

日高から帯広に抜ける国道である石勝樹海ロードは、実は初走行。
洞門のある快走路で、ちょうど少しずつ天候も回復してくる。
道内のニュースでは、この峠はなかなか晴れず、天候が急変しやすいことで有名な場所だったので
ここが晴れてるのはラッキーじゃないの?!なんて思っていた…矢先の出来事。


   このあたりからまた晴れ間。やっぱ北海道は晴れていてほしい!

   峠を上っていく道は、狩勝峠の方と比べると細いですが、森の雰囲気はこっちの方が好きかも。
  
   この国道を走らないと、見られないそれぞれ。…まあさほどレア感はありませんが^^;

日勝峠を帯広側に出たとたんに、辺り一面霧に。本当に峠を境にして、天候が一転の瞬間でした;;
この天候なら、ナイタイ高原もいい感じかも?なんて思った矢先だったので、ちょっとガックリ。
天候が悪そうだけど、せっかくの道中なので、ナイタイ高原へ寄り道することにしました。動画も撮りたかったし。


   本当に峠をはさんで天候が一変!正直驚きました。こんなに違うもんなんですね〜。
   この曇り空が、十勝平野まで広がっておりました…。十勝は晴れていることの方が多かったんだけどな…。

 今回、初セイコマで、久々のちくわパンに出会いました!
  ちなみにセイコマも、他のコンビニ同様、ドリップコーヒー始めていたんですね〜。


上士幌周辺では、なんだか自衛隊が多数。駐屯地があることもあるんでしょうが、
今年は全道的に自衛隊の動きが活発だった気がしました。何か関係あるのかな…?


   思わず間違えてピースサインしてしまいそうになった、自衛隊ライダー集団。結構すれ違いました。

   馬横断あり、の看板の前で馬横断。
       
            上士幌のあたりは、こういう真直ぐな道が多いので、個人的には結構好きです。

天候も今一つであわてることもなさそうだったので、ちょうど昼食時だったこともあり、
以前教えてもらった、ナイタイ高原近くの牧場カフェ、しんむら牧場のクリームテラスへ。
この店の雰囲気と周りの景色、まったりできるんですよね。
まあ、おっさん一人で入るのには、微妙かもと言わざるを得ませんが(笑


   牧場のど真ん中に入っていきます。当然眺めも良好!

   あんな真直ぐなダートも、北海道に来なければないんだろうなあ。

   こちらが、その牧場カフェ。結構本通りから離れていますが、看板が至る所にあるのでわかりやすいのではないかと。

   ここではスープカレーセットを。ワッフルとカレーがセットになるのって、道内では普通なんでしょうか?
       
         これもまた、北海道の味です^^

   窓の外にはヤギが放し飼いされています。これまた牧場の雰囲気を醸し出す。

そこからナイタイ高原へ。案の定、霧で何も見えませんでした…。
まあ、わかっていたことなので良いのですが。


   自身初、全く見えないナイタイ高原の図 il||li _| ̄|○ il||li

   霧が巻いていても、絵になる風景は多いですけどね。


本当は帯広でサクサクパイなどを食べていきたかったけれど、お腹もいっぱいなのと
釧路に抜けるのに南下すると少し遠回りになりそうだったので、足寄・阿寒経由のルートを選ぶ。
足寄のR241で、再び晴れてきてテンションアップ!
すれ違うライダーも多く、中には両手投げキッスしてくるグループがいて、ちょっと笑ってしまった。
最近は道内とはいえ、ライダー同士の挨拶やピースサインも少なくなっている気もしますが、
やる人はいろんなこと考えてやってくる方いますよねえ。個人的には記憶に残ってうれしいです(笑


   また晴れてきてくれました!やっぱうれしいですね〜^^

    こちら、動画からキャプチャ。今回動画撮っていて一番テンションの高かったライダー集団でした。
     
        ちょっと見えにくいのですが、この集団の一番後方の方、両手フリーなのわかりますかね?
        これが投げキッス現場ですwww


その後阿寒から釧路へ向かう途中で、またもや霧雨。今度は結構濡れる勢い。
ここではさすがに諦めて、カッパ対応にしました。本当に今日は天候はいろいろ変わります。


 こちら、R240沿い、阿寒〜釧路に向かう道沿いでツーリングマップルにも載っている、「あっかんべー」というアイス屋。
       
        道内のこういうアイス屋は、味には外れはありません。ただ、ここは若干接客に難あり、でしたけど。
 今回初アイスは、ソフトと一緒に。

さすがに朝早くからの道内走行は体も疲れる。無事に4時半頃、体はへとへとになりながら、無事に釧路へ到着。
この日は、ちょっと目的がありビジネスホテルへ宿泊。よい温泉がついていて快適なホテルでした。


  こちら、宿泊したラビスタ釧路川。屋上が温泉なのと、温泉出た後に無料カツゲンがあったのが評価高い (笑

   
  釧路の街中で不思議に感じたもの2つ。
  信号機が薄っぺら。雪国の最新対策でしょうか? それと、旭川でもあった、丸い交差点。道内では結構あるのかな?


さて、今回の道東巡りで目的の一つとしていたのが、釧路の炉端焼き。
北海道に詳しい方にいろいろ教えていただいたところ、釧路では炉端焼きが有名なのだとか。

ちなみに『炉端焼き』とは、wikipedia参照によりますと、
客の目の前の囲炉裏端で、炭火で魚介類や野菜を焼いて出すというスタイルのお店。
かつて昭和半ばには全国にあったそうですが、徐々にすたれていった営業形態だったようです。
宮城仙台の発祥という説もあるそうですが、釧路発祥という話もあるそうで、
いずれにせよ、その発祥となった店が、仙台と釧路にある「炉ばた」というお店で、
その名残で、今は釧路では「炉端焼き」を看板にするお店が多くなったようです。

店の話だけは聞いていたのですが、場所はしっかり下調べしていなかったので、
ホテルに入りネットで調べてみたところ、偶然そのホテルの近くあることが発覚!
最初は炉端焼きの店ならどこでもいいかな〜、なんて思っていたのですが、
これも何かの縁。すぐ行くしかない!と思い、即決!
この日は金曜ということもあり、当然混雑するんだろうなと思い、5時半くらいに向かう。
本当は、長距離運転後で疲れていたので、一休みしたかったんですけどね。
この判断が、最良だったことが後でわかりました^^

 こちらが、その炉端焼き発祥の店。


   こ、これは、昭和半ばというより、昭和初期な印象…。入っていいのか、ためらってしまいました。

歩いて数分、ほどなく店発見…したけど、これやってますか?的な外観。
外も中は非常に雰囲気があり、まさに一昔前な雰囲気。
真ん中の囲炉裏を囲むようなカウンター席で20人も入るかな?くらいのこじんまりした店でした。
おばあちゃんが注文を受けた炭火焼きを焼いている光景が、昔通りのもてなしの風景なのか。
帰ってきていろいろ調べれば調べるほど、これぞ元祖炉端焼きというべき光景だったみたいで。
今まで体験したことのないようなお店でした。


   とても雰囲気のある店でカメラを出すのをためらってしまい、携帯での撮影で少しブレてますがご了承。

焼き物は、自分的には飲み定番のホッケ焼きと、
最近キャンプで、キャンプ仲間のキノコ好きに影響され、必ず食べるシイタケ焼きを注文。

  
   正直、朝の海鮮丼よりも、こっちの方が旨かった記憶が強いです。ただ焼いただけなはずなんですけどね。

まあ、いわば単に炭火で焼いただけなんですけど、その味は魚もキノコも最高!
しっかり焼けているので、ホッケは骨まで食べられるし、シイタケから出た出汁もうまい!
ビールとそれだけで腹一杯になってしまい、種類は食べられませんでしたが、
この雰囲気とこの味は、一度経験する価値のあるものだと思いました。
正直、私1人で居酒屋に入ったことが無い人間だったので、入るのに勇気がいりましたが、
この店は逆に1人飲みで雰囲気を味わうべき店だったような気がしました。

ただ一つ難を言えば、雰囲気とは相反する、やや強気な値段設定だということくらいかな。
食べログなどにも同様の事が書かれているので、皆そう感じるようですね。
中のメニューに値段が書かれていないのも、そういった所に関係しているのかなあ?
まあ、元祖炉端焼き料金、ということで割高なのかな?ちなみに、店で聞けばしっかり値段は教えてくれます。

地元人にとっても観光客にとっても、有名な人気店だったようで、時間制限は1時間半と言われておりましたが、
まさかの6時前にすでに満席になってしまい、6時過ぎからは待ち客が出るほどに。
あのホテルを選んで宿泊しなかったら、早めに行かなかったら、
この店に入ることを諦めていたかも、体験できなかったかもしれません。
偶然といえば偶然だし、これもまた旅の一期一会だったのかもしれません。

ちなみに、その後釧路市街散策中に、屋外での炉端焼き屋をみつけたのですが、
いわば北海道民が好きだというバーベキュー的な感じ。
ここでは、食べ物だけ買って、自分達で焼いて食べていたので、
元々の炉端焼きとは、ちょっと趣向が異なるというか、単なるバーベキューという感じというか。


   金曜日だったこともあるのか、こちらもとても賑わっておりました。

でも、この風景を見て、北海道の方はバーベキュー好きな根底には、
実は炉端焼きがあったりするのかも?しれないな、なんて感じていました。

その後、釧路のフィッシャーマンズワーフなどの有名どころをウロウロと歩く。
北海道ツーリングでは釧路泊は初めてなのですが、実は大学時代に貧乏旅行で釧路に泊まったことがあり、
歩いて散策していると、昔の記憶が戻ってきました。
実に15年ぶりくらい。その場所に行くことで過去を思い出すという感覚って、不思議なもんですね。


   この風景を見て、当時を思い出しました。当時はデジカメなんてまだ普及してなかったんで、写真もあまりなくて。

そんな風にゆっくり散歩してからセイコマで翌朝の買い出しをして、ホテルに戻ろうとすると、
何やらホテル前の道にたくさんの人が何かを待っている…?

     

何が来るのかな?と思ってみていると、こんな風景が。


    釧路湖陵高校というところの学祭だそうです。しかし、街中を練り歩く学祭って、結構珍しいような?
     
    各クラスごとに作ったと思われる神輿。手作り感満載ながら、夜見る分には非常に雰囲気があって面白いかも。

後でホテルで聞いてみたら、近くの高校の学祭だそうで。
週末が学祭で、その前夜祭として、各クラスで作った提灯神輿を担いで歩く提灯行脚がこの時期の定番のようです。
威勢がよくとても賑やかで、祭の雰囲気が感じられて、まるで大きな祭りを見に来たような気分。
たまたまこのタイミングで帰ってきて出くわしたこともあり、得した気分でした。

今回、偶然に釧路のこのホテルを選び、炉ばた・昔の記憶・予期せぬ祭に出会うなど、
この日この時でなければ行けなかった、見られなかったものが重なったラッキーのような気がしました。
これもまた旅の醍醐味だったのかもしれないですね。


   最終的にはこんな賑わい。何の予備知識もなく、この雰囲気に出くわすと、芸能人でも来るのか?と思ってしまいました^^;

今まで、旅人宿や地方の宿ばかりに泊まって旅することが多かったですが、
こういう街中にホテルで泊まりウロウロしていろんなものを探す、というのも、結構楽しいもんなんだなあだと感じました。

その後は部屋で飲みながら明日の計画やら、旅記録やら。
炉ばたで急いで飲んだ影響か、酒の回りが早かったようで。ふらふらしながら早めに休みました。

                                                       本日の走行距離  479km

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