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Touring Report No.69 北海道ツーリング2014 3日目A 2014.7.19 
※3日目動画は、3日目@の方でご覧ください。

根室で大満足できた私は、根室半島を後にし、サロマ湖畔を目指すべく、網走方面を目指す。
すると、別海の辺りからは曇りになり、霧雨や小雨。この辺は天気予報通りだったようで。
釧路周辺を中心とした道東はなかなか晴れないことでも有名な土地ですが、やはり北海道の天候は読めないですね。


  道東も、やはり晴れていないと絵にならないんですよね〜。つくづく、根室が晴れてくれたことに感謝。

曇っていたのでさほど暑くはなかったのですが、弟子屈を通るルートになったので、
以前から行ってみたかった、「摩周湖のあいす」というお店へ。北海道はどこもアイスのレベルが高いという話ですが、
道東で有名な店として、我がHPでも何度か登場している「くりーむ童話」と、この「摩周湖のあいす」だったんです。
くりーむ童話には何度も行っていたので、今回いければ、こちらのお店へ行ってみたいなあと思っていました。


   こちらが「摩周湖のあいす」。R243と、摩周湖につながる道道52号がぶつかる交差点にあります。
        
         摩周湖のホクレンがあそこにある位置関係。ツーリングでここ、何回通っていたことか^^;

というわけで、寄り道。
詳しい場所はあまり調べていなかったのですが、最近のスマホ(この7月から、iPhoneになりましたが)は
簡単に地図アプリで調べられますので便利。で、調べてみれば、まさかのいつも通っている場所でした^^;
こんなに分りやすい場所にあるんだったら、もっと早くに寄ってみるべきでした。
味は、やはり間違いない!美味かったです。もう少し暑かったら美味かったんだろうなあとも思いますが、
しっかりお土産で発送しておきました。あとで自宅で食べてもおいしかったです^^

     
       やはり北海道のアイスは美味しいですね〜。

ここら辺で、雨がぱらついてきてしまい、この後美幌峠越えが待っていたため、雨装備で再出発。
すると、またも天候の読めなさを証明するかのように、今度は美幌峠を挟んで北へ出ると一気に快晴!
カッパを来ていたはずなのに、なんでこの天候でカッパ?!というような天候に変貌。
ここから先は、サロマ湖まで見事な晴れ間の下で走ることが出来ました。
晴れるのはうれしいけれど、気温の変動も激しくて暑くなってきた!本当に北海道の天候は読めない…。


   嘘ではなく、美幌峠の南側は上記の写真のような曇り空だったんですけどねえ…?

   晴れているとやはり絵になるのが北海道の大地。

   女満別にある、メルヘンの丘と呼ばれるスポット。実はここ、ツーリングマップルでは紹介されていないんですよね。
   R39沿い、女満別空港近くにあります。調べたところ、黒澤明監督の映画の舞台にもなったことがあるのだとか。


思っていたより早めに網走についてしまったので、2年前の網走湖キャンプの際に行った温泉へ立ち寄り。
晴れると逆に暑いですね〜^^; 温泉で汗は流したものの、その後またすぐに暑くなってしまいました^^;


   網走湖も久しぶりなような。あの時もこんな風に晴れていたっけなあ…。
     
   網走湖荘も2年ぶりにやってきました。相変わらずでっかい風呂でした。

   そして、2年前にキャンプした網走湖畔キャンプ場。この時期はさすがにまだ利用する人は少ないですね。

その後は、サロマ湖畔の本日の宿、旅人宿「さろまにあん」を目指します。
昨年までであれば、この周辺なら津別で宿泊していたんだと思うのですが、それが出来なくなり。
津別以外で、この周辺で行ってみたかった他の宿の候補の一つがここでした。


   網走湖を抜けて、能取湖周辺。この辺も結構良い風景が多いんですよね。

   ふと気付くと、夕方にこのあたりを走っていることは、過去のツーリングにはありませんでした。だから…

   サロマ湖に西に傾く太陽を眺めることも初めて。結構感動しました。



無事にさろまにあんへ到着し、受付。到着してみると、他の客がいない…。どうやら送迎で温泉に出ていたようで。
だったらもう少し早めに来ちゃえばよかったなあ…と思っていたら、
宿主から「夕陽見に行きますけど、行きますか?」と聞かれ、即答。
どうやら、サロマ湖畔の温泉迎えの帰りに、サロマ湖に沈む夕陽を見るとのこと。
温泉帰りの客と合わせて6名ほどで、夕陽を眺めに行きました。


   この夕陽は本当に見事でした!

   見えにくいですが、サロマ湖の陸地と陸地の切れ間の部分に日が沈むスポットなのだとか。


サロマ湖畔にある宿の宿主、さすがサロマ湖のことにお詳しい。
この日、サロマ湖の切れ間に夕陽が沈むというスポットへ案内してくれました。
残念ながら湖面まで沈む夕陽はよく見れませんでしたが、それでも素晴らしい夕陽で大満足。
この夕陽ツアー、来られるときはいつも来ているそうですので、興味のある方はぜひ。
ちなみに、この夕陽を眺めたのは、サロマ湖畔東側の、道道442号線の温泉近くの場所でした。参考までに。


   沈む場面は雲に阻まれてしまいました。が、

   一番下の沈むところだけは、わずかに見ることが出来ました。

   空の雲も夕陽に照らされていきます。秋とかだったら、もっと真っ赤になったのかな。

その後、宿に戻り夕食。
ホタテ系とカラフトマスの料理をメインで、これまた北海道でしか味わえない美味さでした。
普段なら、食事で飲んだ後、宿内でプチ飲み会があるというのが旅人宿の基本だと思うのですが、
宿常連の方が、近所の飲み屋に行くというので、それに便乗させていただきました。

    
     こちらがこの日の夕食。名物をたくさん使っていて、北海道らしい食事でした。

宿の外に出てみれば、そこは当然北海道の中でもかなり田舎な土地で周りは真っ暗。
少し歩くと、唯一近所にあるこの居酒屋。どうやら、さろまにあんとは非常に縁の深い宿らしく、
こうして旅人が寄ることも多々あるのだそう。これもまた普段の旅にはない、珍しい経験でした。
夜出歩いたことで、見事な星空も眺めることが出来ましたしね。


   このキンキンに冷えたビールジョッキでのビールは、やはりこういう店ならでは。
       
        見えにくいですが、「白帆」というお店。サロマ湖畔でキャンプする方も食事に来ることが多いそうです。

この日はライダー数名と、車旅の方で合わせて9名ほどでしたが、いろんな方がいました。
誰も名前を聞くことはありませんでしたが、
出張ついでに30年ぶりに(30年前はライダーとして)来たという男性や、息子がライダーでよく寄ると聞いてやってきた御夫婦、
勤続30周年の休みで旅している方や、北海道好きが高じて札幌に移住してしまった女性ライダー。
仕事を辞めて宿のヘルパー生活をしている女の子は、長野に移住したいというのでいろいろ話したり。

旅人宿にはいろんな出会いがあり、どれも一期一会ではありますが、
それぞれにいろんな人生があり、ここに偶然たどり着いて出会い、
またみんな違う旅を続けるんだなあ…なんて、久しぶりに実感したような夜でした。
思えば久しく、初めての旅人宿に泊まるということが無かったので、これもまた新鮮だったのかもしれません。

宿主もとても良い方々でした。
実はこのさろまにあん、まっしゅがよく行く旅人宿「セキレイ舘」で時々話題に上がる旅人宿で、
セキレイ舘の宿主夫婦とも仲が良いと聞いていたので、そんな縁もあってやってきた場所でした。
個人的には、セキレイ舘の宿主と、さろまにあんの宿主は、雰囲気がとても似ていると思います。
また行きたいなあと思わせる人柄を感じる、とても過ごしやすい宿でした。

正直な話、ここ数年のツーリングの中で、初めての旅人宿に行くというのは、かなり久しぶりでした。
だったので、ちょっと不安な所もあったんですけど、何の心配も要りませんでした。
それこそ、初めての北海道の頃を思い出せたような。懐かしい気持ちになっていましたね。

ああ、またリピートしたいところが増えてしまった(笑
そして、今年セキレイ舘に行けなかったことに寂しさを感じつつ。また行きたいなあ。

     
      そんなさろまにあん、興味を持ったらぜひ訪れてみてくださいね^^

そんなにぎやかな宿の夜も、あっという間にふけていくのでした…。
                                                        本日の走行距離 442km

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